【スタッフブログ Vol.11】いまさら聞けない!水中ドローンって?

皆さま、こんにちは!株式会社スペースワン ドローン事業部 修理担当のGSです。「水中ドローン」っていうワードは最近いろいろなメディアや媒体で目にするかと思います。ところが「全く知りません!なんですか、それ?」っていう人も確実にいるんですね。今年の2月に開催した展示会でも、水中ドローンについて「知らない」という方は結構いらっしゃいました。                                  

                                                   必要がなければ「知らない」ということは当たり前ですね。
ただ私たちはなるべく多くの人に知っていただきたいという思いがあります。
そのとっかかりとして、今回は「水中ドローン」という言葉に的を絞って
整理してみたいと思います。すこしでも多くの人が「水中ドローン」に興味を持っていただけたら幸いです


・水中ドローンの歴史
水中ドローンの開発は1960年頃から始まったと言われており、軍隊や国の研究機関、専門企業などで利用されてきていますが、その多くは機体も大きく、重く、非常に高価なものがほとんどでした。
日本で水中ドローンが知られるようになったのはここ数年ではありますが、実は古くから存在しているんです。

・水中ドローンとは?
水中ドローンとは、船上や陸上から遠隔操作することによって、水中を自由に潜水や潜航しながら撮影をできる小型無人機の通称です。
海外ではROV(Remotely Operated Vehicle)と呼ばれていましたが
空を飛ぶドローンが登場して以降、使用する場所は違いこそすれ、用途が似ていることから
いわゆる水中ドローン(Underwater Drone)と呼ばれることが一般的になりました。
なので現状、呼び方としてはその2つが混在しているといった感じです。
ところで、この水中ドローン(ROV)、実は水中ロボットの一種なんです。

・水中ロボットの分類
水中ロボットは大きく分けて有人潜水船無人探査機があります。前者は人が乗ってるタイプ、後者は人がいないタイプ。
そして、この無人探査機は
AUVROV(いわゆる水中ドローンと呼ばれているもの)の2つのタイプがあります。

AUV

ROV(CHASING M2 S)


AUVは機体がプログラムに従って自律的に状況を判断して水中を航行できる無人機で、
人が操縦せずに全自動で水中を動ける無人ロボットです。
対してROVは陸上や船上にある制御装置(コントローラー)と機体をケーブルで接続し、オペレーターによる遠隔操作で水中を自在に航行できる無人ロボットです。平たく言えば、AUVはケーブルなし、ROVはケーブルあり、ということです。(ケーブルなしの機体も出てきていますが)

有線ケーブルを使用した接続例


・水中ドローンの重量・機体サイズ

水中ドローンは小型無人機ですので、あまりにも大きい機体は除外されます。
明確な定義はありませんが、「重量は70㎏まで、サイズは1m程度のもの」と言われることもあります。

 

以上、「水中ドローン」という言葉について簡単に解説してみました。
いかがでしたでしょうか?
ほんの少しでもスッキリしていただければ幸いです。
それでは今回はこのへんで!
また次回!

 

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