【スタッフブログVol.86】続・ソナーのお話:ディスタンスロックソナーって何?3種ソナーとの違いを解説!

皆さん、こんにちは!最近急に涼しくなってきて、猫のために家の温度管理を見直しているドローン事業部のKです。

まずはご報告から。10月3日に開催された水中ドローンフォーラムには、本当に多くの方にご来場いただき、ありがとうございました!
当日は、水中ドローンに関わる様々な講演をはじめ、CHASING Xや新アクセサリー「UScanner」の展示、参加者同士のネットワーキングなどが行われ、大盛況でした。
これからも水中ドローンに関するイベントを開催していきますので、ぜひご注目ください!


「ソナー」って何?言葉の意味を再確認

さて、今回の本題に入りましょう!

前回のブログでは、水中の様子を「視覚化」するためのソナーをご紹介しました。

その際、「あれ?CHASING ディスタンスロックソナーって、前回の3つのソナーとは違うの?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、もう少しだけソナーを掘り下げてみましょう。

まず、ソナー「SONAR」とは、単なる固有名詞ではなく、「Sound Navigation and Ranging」の略です。
直訳すると「音響航行と測距」つまり、音波を用いて、水中の状況把握や測位を行う装置を指します。

前回ご紹介したマルチビームソナーなどは、音波で得た対象物との距離や角度の情報を「視覚化」するためのソナー、ということになります。

ディスタンスロックソナーの役割

では、今回の主役であるCHASING ディスタンスロックソナーは、何が違うのでしょうか?

地形や障害物などとの距離を音波で収集するところは共通しています。
しかし、その後の利用方法が異なります。

ディスタンスロックソナーは、音波で得た情報を基に、水中ドローンと対象物との距離を計算し、その距離を一定に保つ、あるいは設定距離以上近づかないという機能を提供してくれます。

まさに名前の通り、距離(Distance)を固定(Lock)するためのソナーなのです。

そして、CHASINGのディスタンスロックソナーは、前面、左右、底面の4方向に音波を飛ばしていて、カメラに映らない進行方向もカバーしています!

これにより、以下のような作業が非常に楽になります。

  • 一定の距離を保ったまま、壁面や構造物を安定して撮影・点検する。
  • 壁や障害物にぶつからないよう安全に航行する。

特定の距離を自動で維持してくれるので、オペレーターの負担が大幅に軽減される、とても便利なソナーです。

名称に「ソナー」こそ入っていませんが、CHASING対応アクセサリーには、他にも音波を用いた便利なオプションが実はまだまだたくさんあります。

それらはまた別の機会にご紹介したいと思います。


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それでは、また来週!

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