【スタッフブログVol.75】台風で深海テスト延期!…からの展示会相談から見える水中ドローンの可能性

こんにちは。ドローン事業部マネージャーの大谷です。

本当は今ごろ、機体のテストのために海の上にいる予定でした。
そのテストの内容は、最新機CHASING Xを水深200m以下に沈めて撮影するというもの。
ご存知かもしれませんが、「水深200mより下の海域」が深海と呼ばれています。
これまでのCHASING機は最大でも水深200m(M2 PRO MAX)だったため、ギリギリ深海に行くことはできませんでした。
しかし、CHASING Xの最大深度は350m! これは絶対深海を見たい!試したい!!
ということで、色々無理を言って、日本で一番深い静岡県・駿河湾でテストを行う予定でした。

以前行ったときのイメージ。快晴なら富士山も

がっ…。
週末に「よーし、天気はどうかな」などと呑気にネットで調べていたら…
めちゃめちゃ台風来とるやんけ!!
週末の段階では、どの程度直撃するかはわかりませんでしたが、さすがにリスクは冒せないので、やむなく断念…。
という訳で、本日のブログは台風により順延いたします。

……とはいかないのが、このブログ。。。(スタッフの持ち回りですからね…)
そこで、急きょ何を書こうかと思って、小一時間(うそ5分くらい)考えました。うーむ…。

よし! とりあえずの告知があるので、まずそれを。
夏の展示会ラッシュ第3弾!「国際ドローン展」に出展!!
来週7月23日(水)~25日(金)に東京ビッグサイトで開催される「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025」。そのなかで開催される『第11回 国際ドローン展』にブース出展します。
6月の「Japan Drone2025」「国際 建設・測量展(CSPI-EXPO2025)」に続き、今回も広いブースでCHASING Xを中心とした水中ドローンと、今注目を集めている管路点検用クローラーを展示し、操縦体験も行います。6月はいずれも千葉県・幕張メッセでしたが、今回は東京ビッグサイトなのでアクセスも良好。前回来られなかった方は是非、会場まで足をお運びください。お待ちしています!

6月のCSPI-EXPOのようす


という訳で、告知は終わりです。

で、それだけではあまりに中身がないので、今回はこの最近の展示会でよく尋ねられた「ご相談トップ3」をご紹介します!これは正直、当社の業務にも関わるのであまり外に出さないのですが、せっかく(ネタがない)なので、少しご紹介したいと思います。ただ、あくまで「なんか最近よく相談があるなぁ」という個人的な肌感覚と、常によくあるご相談(ダムや港湾点検など)は除いて、という点はご了承ください。

という訳で、まず一つ目は「下水点検」です。
ご存知かと思いますが、埼玉県八潮市で下水管の老朽化に伴う陥没事故をきっかけ全国で下水管の点検が始まっています。そのなかで「水中ドローンで点検できないか?」という問い合わせが急激に増えています。ただ下水は濁りと流れが強い場所が多いので、水中ドローンには非常に厳しい環境です。当社ではその辺りも踏まえて、クローラーを用意しています。が、ここでは話がズレるので「水中ドローン」に関しては、点検できるかは正直「現場による」としか言えません…。

そして2つ目は「藻場の調査」です。

藻場調査に関する問い合わせが増えた背景には「ブルーカーボンクレジット制度」が注目を集めていることがあります。藻場は森林(グリーンカーボン)などに比べても、非常に高いCO2吸収能力を持っています。この藻場(ブルーカーボン)を生育することでクレジットを取得できるのですが、そのためには育成状態を観測する必要があり、そこに水中ドローンを使えないか、といった相談です。で結論としては、もちろん水中ドローンは使えます。

そして3つ目は「水中ドローンによる清掃」です。

これは以前から多いご相談だったのですが、最近とくに増えた気がします。ひとつは船底に付着したフジツボなどを落としたいというもので、これは直接船の燃費に直結します。またこうした生物を付着したまま海外に航行することで、外来種の拡散という問題も発生しており、国によっては入港が禁止されるといいます。また最近は日本の近海を流れる親潮が蛇行している影響で、東北エリアを中心にこれまでになかった海藻が発生し、それが定置網などに付着して網が壊れるといった被害もあるようです。こうした問題を解決する方法として、「水中ドローンに高圧洗浄機を付けて付着物を除去できないか」という問い合わせが増えています。
現在CHASINGには洗浄機器のオプションはありませんが、こうした問題はメーカーにも共有し、ソリューションを提供できるよう働きかけています。

他社(DeepTrekker)の高圧洗浄機

こうやってみると社会的な変化に合わせて、水中ドローンのニーズも多様化してきたと感じます。まだまだ水中ドローンが使える場所は増えそうですね。

それでは次回までに深海チャレンジにリベンジしたいと思います。では!

 

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