皆様こんにちは!
株式会社スペースワン ドローン事業部「シャワー派、髪がない分入浴は最速」でおなじみのOTYです
ついこの間、南の海へ行ってきました(もちろん仕事です。)
今回は沖合に設置されたオイルフェンス のアンカーロープ点検。

水面下にはアンカーチェーンがしっかり見える透明度。罪悪感すら感じるw
海中のアンカーロープは四方に約40本。
水深 〜30 m:潜水士チームが潜って目視
水深 〜44 m:水圧リスクが高いため水中ドローンチームが約20本が担当
ありがたいことにリピート案件。“現地の頼もしいメンバー” と行ってきました。

【使用機体は OTY の(自称)海基本セット】
CHASING M2 PRO MAX
マルチビームソナー Oculus M750d
防水コントローラーWSRC
個人的にはこの組み合わせが一番安定で安心の点検セットですね。お客様方にも強くお勧めしております!
それで、水中の点検の様子はというと・・・

アンカーロープのスタートとなるシャックル確認

水中のシャックル接続を確認

アンカーブロックのシャックル接続部分水深44m
透明度も透視度も高い!前回に比べて流れも少なく何とか一本ずつクリアしていきます
しかーし、ここで読者の方からの声が聞こえてきそうだ。。
「水が澄んでいるからソナーは要らない?」
――いーや。実は要ります。(と私は言い張る)
広い海域で対象物を画角からロストした際、最大 120 m範囲のレンジが出せ周辺を確認する安心感とリカバリ力は絶大です。

ソナーを使うと見通せない距離の対象物も捉えることができる

見えづらい時には色を変えて見えやすく調整する事もできる
基本は、水中ドローンの映像を確認して操縦しますが、定期的に周辺に障害物はないか?
あとどれくらい先に対象物があるか?もソナーと合わせて確認しながら進めました。
潜水士が 3 日以上かけていたと聞いた 20 本分の深場ロープ、1.5 日で完了。

さらに移動車内でデータ整理 → データは即日納品 できました。
■成果とポイント
★省力化:少人数で多数の対象点検をカバー
★マルチビームソナーはマスト:ロストしてもすぐ復帰。映像以上の距離感・障害物の把握ができる
★リピートでスピード向上:経験、やっぱり大事
★安全性向上:人間の潜水に比べ、減圧の安全停止や休息がいらないのでリスク軽減(もちろん休憩は必要)
■現場あとは・・・
もちろん、現場が終わってホテルに戻ったら一番風呂は相方よ!

CHASING は最新モデル X もリリース!今後はもっと過酷な環境下での点検が実現できる事でしょう。
このネタはオータニ MGR がきっと今度素敵に紹介してくれるはずなので、ハードルを上げておきます(笑)
追伸:導入や実装に迷われている方。デモご相談ください
「自分のフィールドで動かしてみたい」「ハイエンドモデルの導入を検討したい」――
そんな時はお気軽にご相談を。現場デモも相談可能です!
それではまた、ユースケースをお届けできるように精進いたします。
OTY でした。