皆さん、こんにちは。ドローン事業部のハラです。
2024年も残すところあと2週間!!!時間の流れが早すぎて恐ろしいです。。
さて今回は、先日広島で行った水中ドローンでのトライアルの様子をお届けします。
今回の作業では、老朽化した海上構造物の撤去に向けた事前調査を水中ドローンで行いました。ダイバーによる作業の前に、水中の状況を確認したいというご依頼です。
使用した機体は、パワーと安定性に定評のある『CHASING M2 PRO MAX』。
さらに、強力な相棒として『マルチビームソナー』も搭載。現場ではこの子は欠かせませんね!
まずは機材をセッティングして船上から機体を投入。機体を潜航させ構造物へ近づき、基礎部分や損傷状況を順次確認していきます。
撮影する際は、カメラのOSD設定をオンに。現場には似たような構造物が複数ありますが、撮影データには時刻や水深などの情報が記録されるため、後から撮影箇所が特定しやすく非常に便利です。
現場の透明度は高く、カメラ映像でも構造物の様子を確認できました。
しかし、油断は禁物。崩れ落ちた構造物の一部が複雑に積み重なって危険な心配なエリアも。
そんな時、頼りになるのがマルチビームソナーです!
操縦者は、ソナーの映像とカメラ映像の両方から周囲の状況を確認しながら操縦。
ソナーの映像から、カメラの死角となり映しきれない周囲の状況も把握でき、危険な場所を事前に確認して危機回避につながります。
マルチビームソナーはリアルタイムで状況を確認できるので、ケーブルが絡まないかヒヤヒヤする場面でも、安全に作業を進められました。
カメラ映像とソナーのタッグにより、安全性をグッと引き上げてくれ、作業効率も大きくアップ!
おかげで短時間でも広範囲の作業を行うことができました。
前回のブログで紹介した高輝度液晶付き防水防塵コントローラー【WSRC】も使用。防水性に優れたWSRCは、船上でも水に濡れることを気にすることなくスムーズに操縦が行えましたよ!
今回のトライアルを通じて、水中ドローンとマルチビームソナーの可能性を改めて実感しました。
特に複雑な構造物や危険を伴う現場において、目視だけでは難しかった部分を補う強力なツールになると感じました!
また、水中ドローンで事前に全体を把握しておくことで、ダイバーさんの作業の安全性も高まり、効率よく作業が進められるのは現場にとって大きなメリットですね!!
今後も水中ドローンを活用して、現場の課題解決に貢献していければと思います!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
水中ドローンやソナーにご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください~