Om Swastyastu(オム・スワスティアストゥ)!
株式会社スペースワン ドローン事業部”頭は剃ってない。刈ってるんだ”で御馴染みのOTY(オーテヤマ)です。
今回のブログは、休暇地バリ島からお届けしております。
プロフィール写真にあるように、バリ島が大好きすぎて毎年の目標にしているのですが今年もやってくることができました。
なので、海外にちなみまして本日は意外と質問の多い【海外へ水中ドローンを持っていくには?】の情報をお届けします。
海外旅行へは(だいたい)飛行機ですね。要は飛行機に載せられるかどうかですので、飛行機で水中ドローンを持ち運ぶにもルールがありますし、場合寄っては預け拒否や没収されてしまうという事も想定されます。
1.一番気を付けるのは『バッテリー』
飛行機で持ち運ぶ際、機内持ち込み手荷物・預け荷物は国際的なルールが定められていて、一番気を付けるのが『バッテリー』
水中ドローンのバッテリー搭載機は恐らくすべてといっていいと思いますが「リボバッテリー」が国土交通省にも「危険物」として定められてます。
参考リンク:https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html
ですので、バッテリーが入っていない機体は載せられるのですが、バッテリーがあるとルールが適用されます。
2.どうしたら飛行機に載せることができるのか?
これは、国土交通省でも公開しているガイドラインや、各社航空会社のHPなんかでも公開されてますがそのほとんどは
機内持ち込み | 預け手荷物 | 個数制限 | |
100wh未満のもの | 〇 | × | 制限なし |
100wh以上160wh未満のもの | 〇 | × | 1人2個まで |
160wh以上のもの | × | × | × |
と定められてます。要するにバッテリーの容量に応じて、持込や個数が変わってきます。
※ご利用の航空会社に確認する必要がありますが、着脱できない内蔵バッテリーのものは預け入れができると話も聞いたことがありますが上記容量は超えることはできません。
3.CHASING製品のバッテリー容量について
■CHASING M2/M2S(標準バッテリー)97wh・・・〇
(大容量バッテリー)200wh・・・×
■CHASING M2 PRO(標準バッテリー)300wh・・・×
(大容量バッテリー)700wh・・・×
■CHASING M2 PRO MAX(標準バッテリー)300wh・・・×
(大容量バッテリー)700wh・・・×
と残念ながら、飛行機で手軽に持ち運ぶのはM2/M2Sの標準バッテリーまでなのです。
(弊社は扱いないですが、GLADIUS miniやDORYは規制以下なので載せることは出来そうです)
4.国土交通省のガイドラインだけではない。航空会社も独自の安全基準を持っている
私もその飛行機に乗る前に航空会社のHPを確認しますが、航空会社により若干なりルールが違う事もあります。
まして海外キャリアになると日本の当たり前がそうではないこともあり得ますので、機内にバッテリーを持ち込むことが分かっている場合は必ずご利用の航空会社の『持込規定』を確認しましょう。※100wh以上のバッテリーの持ち込み自体禁止しているキャリアもあると聞いたことがあります。
5.規定以上の容量で飛行機で持っていけない場合
こちらもよくある質問ですが、海外に業務で使う事がある場合は、かなり余裕をもって準備をして【船便】で調整しましょう。
(大体準備と発送、船便を使って2~3ヵ月は期間を見ておくべき)
しかーし、船便だったらオールOKかというとそれも違います。
日本から輸出に該当しますから、輸出貿易管理令の別表第1に記載されている兵器、核燃料等に該当しないことを税関に証明する書類として
その機器の『非該当証明書』などが必要となります。
申請をする税関・国などによりこちらも求められる証明書は変わってきますから、海外で業務を行う際には
・バッテリーの容量
・航空機で持込輸送か、船便で先行して送るか
・輸出する場合の必要な書類は何を揃えればよいか
確認をしてしっかり準備しましょう。
CHASINGの国内一次代理店であるスペースワンはご購入いただいたシリアルナンバーの機体であれば非該当証明書を発行することができます。
その他、検査証など必要に応じて皆様の海外水中ドローン活用のサポートも行えますのでCHASING水中ドローンはスペースワンへご相談ください!
(弊社の代理店様へもサポートしております。)
大切な番外編:慣れない海外。盗難は要注意!
飛行機を無事に通過し入国できたとしても、海外は観光客は狙われやすい。悲しい話、私は海外で私物の空中ドローンとGoProを部屋から盗まれた経験があります(涙)
ですので、油断は禁物。可能な限りセキュリティをかけ、保険を掛けることも強く強くお勧めします。
最後に・・・
海外に持ち出すのにも実はしっかりと危険物の輸送について国際的にもルールが定められています。
持っていきたいから持っていくという甘い考えではなく、こうした知識をしっかり持っておけば、皆様の海外での水中ドローン旅がより豊かなになること間違いなし!
是非ご参考ください。(空中のドローンも同様の考え方ですよ)
それでは、CHASINGM2Sで撮影したバリの美しいサンゴと海をお裾分け逃げ致します。
Sampai jumpa(サンパイ ジュンパ)!