こんにちは。ドローン事業部マネージャーの大谷です。
このブログを書いているのは、本物の大谷さんが52-52(52HR-52盗塁)を達成した日(9/21)です。
おそらくみなさんがこのブログ読んでいるころには55-55を達成しているでしょう…(予言)。
うん、やっぱり「大谷!オオタニ!Ohtani!」と連呼されるとテンション上がりますね!笑
という訳でなぜ日付をブログに書いているかといえば、今日(9/21)、届いたばかりのOmniscan 450 FSを実際の水域でテストしてきました。
で、結論から先にいえば、『Omniscan』はかなりいいですよ!
なので今、帰ってきて熱も冷めやらぬうちにこれを書いています!
このOmniscan 450は、低価格ながら高解像度のイメージングと長距離検出の機能を備えていて、濁った水中でも目標物・捜索物を捉えることができます。(このあたりの商品の詳細については、以前のブログ【こちら】でも書いていますので、お読みください)
今日のテストは東京・隅田川にかかる鉄橋の下を借りて行いました。環境としては、天気は曇りのち晴れですが、水はとても濁っていて、川の流れも速く、船の往来があり波が立っています。
もちろん準備は万全。しっかり利用許可申請も取り、周囲への説明や立ち入り管理措置もやってます!
濁りや流れなど、かなりキツめの環境ですが、逆にテストにはもってこい。今回は橋脚の調査を想定したテストを行いました。
さっそくOmniscan 450FSを装着して機体を投入しますが、視界はせいぜい50cmほど。水中ドローンのカメラだけではほぼ何も見えません。
ここでOmniscanを起動します。Omniscanの使用方法は、機体に取付けたOmniscanの情報をコントローラーで取得し、別に用意したPCにWifi経由で送信。PC側にはあらかじめ「Omniscan SonarView」というビュワーソフトをインストールしておき、PCがWifiを認識したらビュワーを立ち上げて、スキャンを開始するだけ。複雑な設定や操作は不要で、非常にシンプルです。
Omniscanでスキャンを開始すると…
見える、見えるぞ!!
橋脚の形や壁面がはっきり見え、かつ橋脚の方向や橋脚までの距離もわかります。
また表示方法もこの上空からの俯瞰以外にも斜め方向から見た3Dビューが選べます。
使って感じるのは、直感的な使いやすさです。見たい方向に機体前方のOmniscanを合わせて左右に振ることで、進行前方にある障害物が浮かび上がります。(製品名のOmniscan FSのFSはforward scanningの意味)
この情報を頼りに、橋脚に近づいていくと… あった!
今度は至近距離ですので、壁の状態がはっきりと分かります。
このように濁りが強く、視界が悪い環境でもOmniscanを使えば、広範囲に水中の状況がわかります。
なお今回は試しませんでしたが、2つのOmniscanを二方向(前方と横)につけることで、より広範囲を立体的にスキャンでき、精度を上げることも可能です。
ただまずは前方の1つだけでも十二分に機能しますので、濁りに課題を抱えている方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。何度も言いますが、本当におススメです!
ほかのソナー(マルチビームソナー、360ソナーなど)との違いやより詳しい機能など、もっと詳しく知りたい方は遠慮なく当社までお問い合わせください!
それでは、また!
(追記)
今日は流れも強く、MAXでもかなり流される環境だったのですが、そこで急きょ取付けて絶大な効果を発揮したのがDVL! 制御が難しかった機体が嘘のように安定しました。このあたりの話はまた別の機会に。