【スタッフブログVol.31】私たちの現場より活用事例~海だけじゃない。穴編~

みなさん。こんにちは。株式会社スペースワン ドローン事業部”海外の海が呼んでいる(と思い込んでる)”で御馴染みのOTY(オーテヤマ)です。

毎日毎日、みんなで頑張っているとリフレッシュが必要な時ってありますよね。
私のリフレッシュは色々ありますが、非常に重要なのは会社公認で海外逃亡する事。今年もプロフィール写真に写っている海に逃亡計画中です。
しっかり逃亡するためにはしっかり仕事せにゃということで、たまには現場での活用のお話。
そして海じゃない『穴』の点検ご紹介。(具体的な地名・固有名詞などは伏せさせていただく事、ご理解ください。)

その1:立坑内部、機材点検
大雨など、浸水被害を解消するための地下河川の建設中の立坑内部の機材の点検。水深は60m以上あり、ダイバーでは対応できず
かつ、水の循環もない環境の為かなりの濁度がある環境での点検でした。

大きな立坑。水深は70mを超える超巨大穴

使用する機材はCHASING M2 PRO MAX+マルチビームソナーM750d+C-SPSS(給電システム)

足場から機体を入水。安全を期すため、機体は滑車を使用して投入。

透視度は20cm程度の水質の世界

濁っている環境だからこそマルチビームソナーが必須。機材全体を確認できます。

こうした難易度の高い濁水中はソナーを用いて対象物を確認しながら潜航させる手法がメインになってきました。
ソナーがなく濁水中を潜航させる場合は、図面や構造を事前に確認し、対象物から離れないよう慎重に潜航・撮影しなければ
対象物を見つけることだってできないんじゃないでしょうか。

その2:高速道路井戸点検
地中や山を掘って、高速道路やトンネルなどを建設する場合、治水効果の保全の為人口の井戸を作ります。
ただトンネルなどを掘るだけだと治水効果がなくなる為、こうした井戸を作り地下の環境を整えているのです。
この井戸も人工物ですから機能を保つために定期的な点検と清掃が必要です。

井戸の投入口から機体を静かに入水させます。

使用機材はCHASING M2 S(社内通称:キメラ)前面フェイスをM2の黄色にすることでケーブル技士も機体の前後関係の確認がしやすい仕様に。

隣の井戸につながる導水管。この口径は小さいので内部を見るために実はGLADIUS MINISを使ってます。

透明度・透視度は比較的見通しがいい環境。マンホールの上からも機体確認もできる場面もあり。


まとめ:使用機材について
(※製品名をクリックすると製品ページで詳細見れます!)
CHASING M2 PRO MAXBlue Print Oculus M750d

CHASING M2 PRO MAXは2024年8月時点でのCHASING水中ドローンの中でハイエンドモデル

オプションの複数拡張も簡易的に運用ができ、幅広い環境での活用ができる。
かつパワーも自重も現ラインナップの中で最も大きいモデルなので今一番売れています。
マルチビームソナーは基本的にはM2PROMAX以上で搭載できるため、私たちの現場では今はこの組み合わせでの出動も最も多い。

C-SPSS
バッテリーの残量を気にすることなく、断続運用ができる陸上給電システム
今回の立坑の現場では2-3時間潜航させ続けて撮影していたのですがバッテリー切れを気にすることなく
調査することができました。(人間のバッテリーのほうが先に切れそうでしたが。。)
こうしたシーンで活用・導入されるユーザーも増えてきてます♪

CHASING M2 S

流れがなく、澄んだ水質の中を点検するならばこの1台でこなせます!
小型で全方向移動可能。ライトも4000lmと明るさも取れ4K撮影もできるので
比較的狭い場所の点検にも大活躍。

最後に
株式会社スペースワンはCHASING 水中ドローンの販売だけではなく、水中ドローンを使った撮影・点検も非常に多くご依頼を頂いております。CHASINGの国内一次代理店としてお客様より、利用用途をお伺いして経験と知識に基づいて最適な提案ができる会社です。

水中ドローンの導入・事業化に向けたご相談などお気軽にご相談ください!

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