【スタッフブログVol.28】水中の3D化、進めています

みなさまこんにちは、CHASINGアンバサダーの大野です!

ここ最近は業務が立て込んでいる関係で、先月はオンラインセミナーをお休みさせていただきました。次のオンラインセミナーに関しても、8月か9月にソナーかCHASING Xのテスト動画かどちらかを紹介したいと考えています。(もしかするとリアル体験会か何かでみなさんに触っていただくのもありかなぁとかいろいろ考えています)

今回はひとまず、現在進めている水中の3D化についてお話させていただきます。
今までも3D化は進めていましたが、CHASING製の水中ドローンにいろいろな機材をくっつけたりいろいろな機材をくっつけたりいろいろな機材をくっつけたり別のカメラを装着したりと始めるまでの準備が本当に大変でした!
これが現在は、CHASINGのどの機体の映像でも3D化が出来るように進めているのが今までと違うところです。
予め断っておきますと、これはCHASINGの機能ではありませんが、「CHASINGの機体だけでも3D化が出来るようにいろいろテストしていますよ」という話です。

ここ数年の展示会でも3D化を紹介していたとおり、我々は以前から水中の3D化の可能性や効率化を探っていました。
しかしながら、空中の3D化については、簡単なものであれば誰でもやろうと思えばやれますが、水中の3D化についてはいろいろな課題があるのが現状です。
(が、もちろんやろうと思えば誰でもできますが、空中に比べて難易度は高いのではないかと思います)

特に「見え方」が水中と空中は違い、水中は多かれ少なかれ濁りの影響を受けます。
この濁り(浮遊物など)があると、それらも3Dの対象物と認識してしまい3D化がうまくいかないのが難しところです。
また、濁っていれば濁っているほど透視度や透明度に影響を与えるため、「対象物により近づかなければならない=撮影工程が増える」ことになります。
濁り具合にもよりますが、プールを3D化するのと濁水中を3D化するのでは、5倍も10倍も手間がかかる場合があります。
そんな濁った場所でも効率的に作業を進めるため、「水中鮮明化装置」や「濁水環境用のカメラ」など様々な装置を駆使して濁りに対応していくのですが、こういったものを使えば3D化が簡単になるという単純な話ではないのでこの辺りはまたいつか、、、

他には「位置情報の取得が難しい」「大きさの比較対象が難しい」「水面付近では光の入り具合により3D化が難しい」など様々な要因があり、撮影してみると分かりますが、海などの比較対象がない場所や、逆に構造物が多い場所に関してはかなり大変です、、、
とは言え、上記の課題に関してはある程度対応できるようになってきたため、みなさまに報告できる日が楽しみです。

3D化をある程度自動撮影できないかなどもCHASING製品の既存アクセサリーで進めていますが、かなり好感触でしたのでいずれこちらも紹介させていただければと思います。

まだ公開出来ない情報が多いため今回はここまでとなりますが、近いうちに何かしらご報告できればと思いますので今しばらくお待ちください!

最後に、先月撮影した現場とそれを3D化した画像を載せましたので、今後も3D化にご期待ください。

撮影現場(対象物まで30cm程度まで近づかないと3D化は厳しい透視度)

 

3D化(これが360度から且つ300cm、500cm離れても見ることができ、この画像だけの範囲であれば5~10分程度の撮影時間で可能)

 

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